投げ出さないで向き合うことの大切さを学びました
講話では意見交換の時間も大切にしています。
グループ討議では自分の思いを伝えること自分と違う考え方を知ることで新たな視点の発見に繋げたいと考えています。
私は前職の社内研修が初めから好きだったわけではありません。
「そんな時間があったら仕事していたいです!!」と20代の頃、上司に伝えたこともありました。
その思いは叶わず、仕事を保留にして参加した研修で大きな気づきが待っていました。
“もうダメだと思った時が仕事のはじまり”という言葉です。
その日は仕事が間に合わなくて焦ってもうダメだと心底思った日でした。
嫌な気持ちが溢れ出してそんな時に心に刺さった言葉でした。
「まさか、まだ仕事は始まってなかったのか」
その時、私の頭に浮かんだ言葉です。この話をすると高い確率で周囲に笑われます。
仕事が間に合わなくて怒られるのは覚悟を決めて、こうならないためにこれから先どう変われるか。
その地点から仕事の向き合い方が変わりました。
「ダメだと思ったら、そこからがスタートだ」
「この地点で1ミリでも踏ん張れたら、きっとこの先、自分に負けない強い心を作れるかもしれない」
そう思って辛抱強く向き合っていると仕事とは別に保育士の国家試験にも7年かけて合格することができたんです。
そうか、何も取り柄がなかったけど粘り強さを身につけることで人生を少しでも良くすることができるのかもしれない。
振り返ってみると、あの日の社内研修での言葉が私に勇気を与え、投げ出さないで向き合うことの大切さを学びました。