
この人についていきたいと惚れられるほどの求心力
私が以前勤めていた会社では当時、社内研修が頻繁に行われていました。
京セラを創業し、日本航空のJALを再建された稲盛和夫さんの側近の大田嘉仁さんの書籍に書かれていた言葉が目に止まりました。
この人についていきたいと惚れられるほどの求心力が必要
稲盛さんは子供の頃からリーダーシップのあるガキ大将だったそうです。自分の子分たちの気持ちがいつも揺れ動いていることを知っていました。
昨日まで仲良く遊んでいた仲間が急に来なくなったり、寂しい思いをよくしていたので仲間が離れていかないか、いつも心配していたそうです。
もともと寂しがり屋だった稲盛さんは仲間が離れていくことが本当に嫌で自分のおやつを分け与えていたり、遊ぶ時は不満が出ないようにできるだけ公平に役割を決めたりと、自分のグループを守るための気配りを欠かさなかったそうです。
稲盛さんはそのような原体験もあり、京セラ創業当初より社員の気持ちが移ろいやすいことをよく理解し、どうしたら求心力を高めて維持できるか、いつも細心の注意を払っていたそうです。「社員の気持ちが自分から離れて求心力がなくなったら、俺はただのおっさんだから」と語っていたそうです。リーダーに最も大事なことは強い求心力。
いつまでもこの人についていきたいと惚れられるほどの求心力でなくてはならず、「経営者は求心力に始まって求心力で終わる」と強調されています。
才能がある経営者でも人望がなく裏で軽蔑され嫌われていたら何を言っても部下は本気になってくれません。求心力はどうすれば得られるのか?
稲盛さんは「リーダーは集団を助けるもの。人が喜ぶ姿を見て喜べる人間性が必要」だと教えています。
「尽くすから尽くされる」ギブ・アンド・テイクは人間関係の基本
自分の部下が1番気になり、そのためにはどんな自己犠牲もいとわないどころか、それが喜びになるというような人間性が必要になるというのです。
稲盛さんの側近の大田さんが書かれた運命をひらく生き方ノートにある項目を紹介させていただきました。
私がこの項目を見た時に思ったことは部下への思いの強さが大切で、まず自分が部下を愛することが大事だと思いました。
目の前にいる仲間を大切にして自分の欲ではなく、先に相手に与えられる利他の心を大切に前に進んでいきたいと思いました。
運命をひらく生き方ノート/大田嘉仁/致知出版社/ 2024
